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2019年5月20日

大手電線4社 18FY決算 全社が増収黒字、昭和のみ営業増益


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得意事業の違い等で『明暗』 米中の貿易摩擦も響く

大手電線メーカー4社の18年度連結業績が出揃った。全社増収も営業利益ベースでは、増益は昭和電線1社のみとなった。米中の経済摩擦やスマホの需要減、北米や中国等での光ケーブル需要の足踏み、欧州と中国での自動車生産の下降、建販電線需要の価格競争が続く情勢下、各社の得意事業の違いや事業規模の大小などで、業績に明暗が発生した。


タツタ電線 新社長に宮下博仁顧問

井手(取)はタツタ立井電線社長へ

タツタ電線は13日、新代表取締役社長に宮下博仁顧問が6月21日付けで就任すると発表した。これにともない、外池廉太郎・現社長は代表権のある会長に就く。井手兼造取締役常務執行役員は、常務執行役員タッタ立井電線(株)代表取締役社長に就任する。西川清明取締役常務執行役員は、機器用電線事業本部顧問・常州タツタチャイナ電線顧問へ。高橋靖彦取締役常務執行役貴は、(株)タツタ環境分析センター代表取締役社長に就く。


住友電工 副社長に牛島専務

西村常務が専務に

住友電工は、5月10日の取締役会で、牛島望専務取締役(代表取締役)副社長(代表取締役)への昇任をはじめとする役員異動を内定したと発表した。6月21日の定時株主総会および取締役会で正式決定する。
その他の取締役の異動は、西村陽常務取締役が専務取締役に、羽藤秀雄常務取締役が専務取締役に昇任する。また、小林信行執行委員が常務取締役に新任する。
なお、谷信専務取締役(代表取締役)は退任し、住友電設副社長に就任する。


大和化学工業の子会社・和大金 フランCM、中国で一貫生産

工場延床面積2560m2 全て日本向けアウトイン

大和化学工業の強炭化型難燃剤「フランCMシリーズ」への関心は、日本の電線メーカーのみならず中国現地企業にも広がり、問い合わせもあるという。同社は、中国・江西省にある子会社「江西和大金実業」で「フランCMシリーズ」を一貫生産している。同拠点の敷地面槙は8千500m2で、工場の延床面糠は2千560m2。18年度の単体業績は、売上高730万人民元(約1億1千7百万円)経常利益115万人民元(約1千840万円)ですべて日本向けのアウトイン。19年度はアウトアウトの出荷も見込めそうだ。


『商習慣改善の実現』がテーマ

物流問題 やや成果 総会開く 全電連、関東電販

全日本電線販売業者連合会(全電連)と関東電線販売業協同組合(関東電販)は14日、それぞれ総会を東京・中央区ホテルモントレ銀座で、開催した。全電連、関東電販とも役員は改選期でないため、全員留任した。




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