新・FDC 50億円増やし54億円に増資
16年度の目標売上高800億円 社員数117人→700人
フジクラと三菱電線は1日、電設向けを中心とした工事用汎用電線などの建設電販電線の販売会であるフジクラ・ダイヤケーブル(FDC、本社・東京都中央区、久下忠利:社長)に産業用電線全般の製造・販売事業を4月1日付で集約し、事業を開始すると発表した。同社は新年度から、電力ケーブル・自動車電線・電子ワイヤ以外の産業用電線の製造・販売を担い、これまでの販社に、製造が加わることになる。
今回の狙いは、東京五輪以降、長期的には国内電線ケーブル市場が成熟化が見込まれる情勢下、対象分野において効率化を推進。製造と販売で双方の強みを活かしたシナジーを発揮し、競争力を強化していく。
統合にともなってFDCの資本金は、現状の4億円から年度内にも50億円増資し、54億円にする。出資割合は現在のフジクラグループが7割、三菱電線が3割と同様で変更が無い。また、社員数は現状は117人で、約700人へ増員し、増員分は両社から出向する。16年度の売上高目標は800億円。
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